猫ログ@手帳制作日記

試行錯誤しながら手帳を制作するバンギャの日記

ドルヲタ手帳が販売開始になりました

本日からヴィレッジヴァンガードさんのオンラインショップでドルヲタ手帳の予約販売が開始になりました。

 

販売ページはこちら
https://vvstore.jp/feature/detail/11953/

 

ドルヲタ手帳はオンライン限定販売になります。


前にも書いたかもしれませんが、ドルヲタ手帳はバンギャル手帳をベースにアレンジを加えて制作したものです。


バンギャル手帳の制作を始めた当初から、他ジャンルのファンの方からもバリエーションのリクエストをいただいていて、その中で一番多かったものがジャニヲタ版でした。
ちなみにその他のジャンルだとサッカーなどのスポーツ観戦用、若手俳優テニスの王子様のミュージカルなど舞台系、K-POPなどなど。

私は中学生でV系にはまってそこからずっとバンギャなのでV系以外の知識がなく、他ジャンルの手帳を作るのは難しいというか無理だと思っていたのですが、

 

・チケットの確保
・遠征手配
・グッズや音源の購入
・掲載雑誌の購入
・メディアへの出演スケジュールの把握
・チケットお譲り、グッズ代行などのお取引き

 

細かな文化は違っても、やっていることの根本的な部分はバンギャもジャニヲタさんも一緒だよね?

 

というところに行きつきまして、ツイッターを中心にアンケートにご協力いただいたりリプやDMでアドバイスをいただきながら、バンギャル手帳から不要なページや項目を省き、代わりにバンギャル手帳にはない項目(雑誌の発売スケジュールとか)を追加し…という流れで制作しました。

 

ジャニヲタ手帳という名前にするのが一番分かりやすかったとは思うんですが、ジャニヲタという言葉を商品名に使うのは何をどう考えてもまずいだろうということでドルヲタとなっています。


2017年に商標を調べた際にはジャニヲタという言葉は登録されていなかったのですが、それでも絶対的にまずいだろうということで。

 

チケット管理のページはジャニーズさん所属グループのFC先行に合わせて第4希望まで記入するようになっておりまして、この辺りは権利関係や法的に問題がないことを弁護士さんに確認した上で制作しています。

 

ドルヲタ手帳を最初に出したときに女性アイドル版も、とリクエストをいただいたんですが、作りたいという気持ちはありつつもそこまで手が回らないという現状…

 

女性アイドルって地上と地下があるじゃないですか。

 

V系で例えるとcyberとかルイードで対バンしてる感じのインディーズのバンドとメジャーデビューしてて武道館とかアリーナクラスのバンドの差みたいな感じなのかしらと理解してるんですが(なんか違う気もしてるけど)、仮に女性アイドル版作るとしてもチケットの取り方とかコンサートの本数や物販も全然違うだろうから2種類に分けないとばずい??
とかいろいろ考えてはとん挫しております。

 

とりあえず現場(と呼ぶことをドルヲタ手帳作り始めてから知った)に行ってみないことにはどうにもならんだろうと、BABYMETALとチームしゃちほこ、C☆Style、BiSH、まねきケチャetcを見に行ったりしまして。

 

それまで私のアイドル現場経験はたまたま何かのイベントでV系バンドを見に行った時に対バンで出ていたベルハーを見たくらいだったんですが、あれですね。

地下アイドルってグループによって物販のレギュレーション全っっっ然違いますね。

 

うん。全部を網羅すんの無理。


アイドルのコンサート(ライブ?どっちが正しいんだろう)って親切だなーと思ったのが、タイテが事前に公開されていること。


V系はまずタイテ出ないから羨ましすぎて…!

 

長丁場の対バンイベントで再入場不可で箱の中にロビー的な休憩できるスペースもなくてタイテも出ないって、もうある種嫌がらせなんじゃないかと。

V系もタイテ出すのが当たり前になってほしい。

品川のアイドル劇場?あのカラオケのビルの中にある。
あそこも何回か行ってみたんですが1グループ毎の入れ替え制であったま良いなーと。
1グループ終わる→すぐロビー的スペースで物販、チェキ撮影会始まる、という超効率の良いシステム。
メンバーはパフォーマンス終わってすぐ接客だと疲れるかもしれないけど、あれ凄く良い。

あと驚いたのが、考えてみたらそりゃそうなんだけど転換短い、というか無い。
生演奏ないですもんね。

メジャーデビューしていてFC先行、モバイル先行、プレイガイド…という流れでチケ発する地上用だったら作れるかもしれないけど、それだと別にアイドルに限らずJ-POP全般という感じになるのかな。


バンギャでもジャニヲタでもない方が私の作っている手帳に興味を持って下さったり、どういうものが欲しいかリクエストをいただけるって本当ありがたいです。

 

欲しいと思ったから作ってみた

 

という雑な動機で作り始めたのに、こんな何年も作り続けられると思ってませんでした。

ディズニーランド、ディズニーシーを始めとするテーマパーク好きな方向けのインパ手帳も近いうちに。

あとバラ売り!
これも近いうちに…!!

手書きで書き込むということ

スマホが万が一壊れてもライブに行って帰ってこれる
チケ発やお取引などスケジュールの管理をスムーズに

 

このあたりをメインの目的として手帳を作っていますが、
「思い出のアルバム的な存在」
というのも私にとっては重要度の高いテーマです。

 

初めてライブに行った中学生の頃は友達との交換日記にライブの感想を書いていたり(バンギャじゃない友達もメンバーにいたのに、今思うといい迷惑…)
自分の手帳のメモページにセトリや感想を書いていたのですが、
mixiが流行ったあたりから手書きではなくネット、SNSへの書き込みにシフトし、
スマホの登場とTwitterの流行をきっかけに完全に手書きでの記録を残さなくなりました。

SNSだと同じバンドが好きな友達も出来るし、リアルタイムでお互いの感想を共有できるから
便利なのですが、書いた後あまり読み返さないなと思ったんです。
紙の日記だとパラパラと捲ってあの時こうだったなーと読み返していたんですが。

SNS上で自分の過去の書き込みを読み返せない訳ではないけど、なんとなく紙の日記帳や手帳の方が後から見て楽しいような気もして。

なので使い終わった手帳を読み返してあの時のライブこうだったな、
そういえばMCでこんなこと言ってたな、
このライブは誰と一緒に行ってどの辺の席だったな…とか。

そういう思い出を後々まで手で触れる「モノ」として残していけたら、数年後、仮に自分がバンギャじゃなくなっても別のバンドに通うようになっていたとしても、読み返して懐かしさに浸ったり、
楽しいんじゃないかなと。

 

そんな訳でこのご時世にアナログな紙に拘って制作しております。

こういうことを思うのも自分が年取ったからなんだろうなー。
中高生の頃は今が永遠に続くと思っていたから思い出を形に残そうとか思ってなかったし。

 

すっごく楽しくて、絶対忘れないと思ったライブも5年、10年経つとどんどん忘れて行ってしまうわけで。

雑誌やネットのレポを読み返して思い出すこともあるけど、その時自分がどいういう気持ちでどんなテンションで楽しんでいたのかを合わせて残すっていうのも大人になってみると必要だなと思うのです。

持ち運びに嵩張る、重い、書くのが面倒などアナログのデメリットがあるのも重々承知です。
が、私はやっぱり紙が好きだなーという結論に至っています。
もちろんスマホも普通に使いますけどねー。

 

なのでアプリ化のリクエストを下さっている方々には申し訳ないのですが、
もし良かったらこのアナログな紙の手帳にお付き合いいただけたらなと思います。

 

手書きも結構楽しいですよー

 

手帳を作ることになったきっかけなど

最近手帳について取材をしていただきまして、記事が公開され次第改めてお知らせさせていただきます。

取材時にいろいろとご質問いただいて答えているうちに、この手帳を作り始めた頃のことを思い出したので少し昔語りを。


そもそもバンギャル向けの手帳を作りたいと思ったのは2013年の本命の全国ツアー中、
会場によっては激戦でチケットが全然取れず、友達と協力して先行申し込んだり、
重複したところと落選したところの交換などTwitterでお取引をしたり、
どの会場のチケットを誰が取れていて誰にいくら払って誰からいくら回収すれば良いのか、
遠征の手配でチケ当落の時点ではまだバスの予約ができない時期だったのでホテルだけ予約していたり、
とにかく覚えておかなければいけないこと、整理しなければいけないことが山積していました。

市販されている普通の手帳だと12か月の見開きスケジュールページと罫線や方眼のメモ、その他はアドレス帳など管理がしづらい。

更に言えば遠征先で何度もホテルのチェックイン時間や場所を検索したり、乗り換え検索をしていると充電の減りも早い。
全ての管理を携帯、スマホ1つに集約していることにも不安を感じていました。

その過程で漠然と「使いやすい手帳がないなら自分で作ればいいじゃない」と思ったのは始まりでした。

初代バンギャル手帳はミニ6サイズで、自分の分と、そのとき欲しいと言ってくれたフォロワーさん分で10部くらい?作って配布。
初代はまだチケット、遠征管理のページはなく、今よりもっと簡略化した内容のライブ参戦ページとスケジュール記入ページくらいのものでした。
しかも手作業で穴あけパンチで穴を空けたのでガッタガタの、とても人様に差し上げて良いクオリティではなく…
あの時貰ってくれたフォロワーさん本当ありがとう。
そして凄いごめん…

 

2014年、相変わらず本命のツアーで香川県に遠征していた時、一人で前乗りしていて翌日友達と合流する予定だったのですが、朝起きたらスマホの充電が残り1桁。
充電器にさして寝たのに全く充電されていないどころか寝る前より格段に減っている。

コードをウニウニいじって角度を変えたりいろいろ試すと手で押さえている間は微妙に充電できるけど話すと全く無反応。
友達の連絡先もスマホの中。
会場までの道のりも地図アプリで検索するつもりでざっくりしか覚えてない。
帰りの飛行機にチェックインするQRコードスマホの中。
なんなら空港行きのバスに乗る時間も自分が乗る便も時間も全部分からない。

 

血の気が引くってこういうことかと。

 

とりあえずIpodを持っていたのでスマホが生きているうちに地図やQRコードを写メって
充電が少し復活した頼りないスマホを手になんとか友達と合流。
(尚、ホテルもその周辺もwifiは皆無だった)

 

翌日もなんとか始発便に乗って東京へ帰りその足で出勤したけどスマホはご臨終。
ショップに持っていくも、マイナーな機種で既に生産終了しているので同じものと交換することができず、泣く泣く機種変。

 

全てをスマホで管理するのは怖すぎる、やはりアナログだと思いライブごとに遠足のしおりのようなものを作るようになり、しばらくはそのやり方で遠征していましたがそれだとお取引やチケ発のスケジュール管理ができない。
前に作った手帳にもう少し実用性を持たせて本格的に作ってみようと思い立ち少しずつ形になってきたのが2015年。

 

この時点では販売することは全く考えていなくて、絵を描いたりモノづくりをする人が自分の作品をTwitterに載せるのと同じ感覚で手帳の制作過程をTwitterに載せていました。
思いの外、沢山の方がリプ下さったりRTして下さったり、どこで買えるのかといった問い合わせをいただくようになり、欲しいと言ってくれる方がいるなら少し多めに作って販売してみようかしら…と。

こういう手帳作ってるけど興味ある方いますか的なツイートをしてみたところ3000近くRTいただき、予想以上に反響があることに驚きつつ、こういうページも欲しい、この項目も欲しいといったリクエストやアドバイスを下さる方も沢山いて、なんとか完成したのが2016年版のバンギャル手帳です。

 

4月スタート版は作る予定が全くなかったのですが、初回販売分がありがたいことに完売しまして、
購入できなかった、再販しないのかというお問い合わせを多数いただいたことから
急遽4月スタート版を作ることに決め今に至ります。


現在はバンギャル手帳以外にもドルヲタ手帳とインパ手帳も制作しています。
バンギャル手帳の販売が始まった当初からV系以外の

・ジャニヲタ版
若手俳優・舞台版
・サッカー、スケート等のスポーツ観戦版
・宝塚版
テニミュ
…etc

こういったジャンルの手帳も欲しいと要望をいただいていました。
でも私はバンギャだし他ジャンルのことは分からないし、
そのジャンルに詳しくない人間が付け焼刃の知識で制作するべきではないと思っていました。

ですが、「自分はジャニヲタだけどバンギャル手帳を使っていて、こういう項目をこう変えたらジャニヲタ的に使いやすい」といった具体的なアドバイスやリクエストを下さる方が複数名いらっしゃり、
細かい文化は違っていてもチケットを取る、ライブ(コンサート)に行く、お取引をする、遠征するといった基本的な部分は変わらないし、ジャニーズさんの文化は全く分からないけど頑張ればなんとかなるかもしれない!
と思い立ってジャニヲタ版も作り始めました。
バンギャがジャニヲタ版の手帳を作ることを不快に思う方もいるんじゃないかと内心ビクビクしていました)

 

アンケートにご協力下さったりDMやリプで直接アドバイスを下さる方のおかげでなんとか形になり、完成した時はバンギャル手帳が完成した時と同じくらい嬉しかったです。

 

「ジャニヲタ手帳」という名前の方が分かりやすいんですが、どう考えてもアウトだろということで代替案として「ドルヲタ手帳」という名前にしています。


その後、ディズニーランド開園の年から通っているDヲタさんから「バンギャル手帳みたいな感じでDヲタ向けの手帳を作りたい」とご相談いただき、
その方が手帳の中身、コンテンツを考え、私が印刷用のデータに起こすという役割分担でインパ手帳の制作を始めました。

Dヲタさんにもキャラクターとの触れ合い(グリと呼ぶらしい)重視の方もいればパレード、ショー重視(ダンサーの方の追っかけもいらっしゃるそうで)、アトラクション重視など文化も様々。
舞浜の近くに住み年パスを所持している方にも取材をさせていただいたりと未知との触れ合いもとても楽しいものでした。


そんな訳で、一番最初にバンギャル手帳について取材、記事を書いてくださったひにしさんをはじめ、
雑誌やWeb媒体で私が制作している手帳を取材、ご紹介いただけるようにもなり、
ニコびじゅさんとのコラボもさせていただき、自分が欲しいというだけの理由で作り始めた手帳が
多くの方の目に触れ、使っていただけるようになったことが本当に嬉しいです。

アプリ化のリクエストや、うちでアプリ作りませんか的なお問い合わせもいただいているのですがそもそもの出発点が

スマホだけで管理するのは危険→アナログが一番!」

というところなので、アプリ化は考えていません。

 

手帳については使ってくださる方が少しでもいるうちは継続して作っていきたいと思っています。

長々と書いてしまいましたが読んでくださった方ありがとうございます。

 

バンギャル手帳2018年4月スタート版

ヴィレヴァンオンラインさんでバンギャル手帳2018年4月スタート版の販売が始まりました。

https://vvstore.jp/feature/detail/7265/

今回は表紙10種類。

近日中にドルヲタ手帳の販売も始まる予定です。

よろしくお願いいたします!

明けましておめでとうございます

4年前のFacebookに載せていた初代バンギャル手帳の試作品。

 

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ミニ6で最初は作っていて、作り込んでいくうちにスペースが足りなくなってバイブルサイズに。

 

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4年も手帳作ってるのかよ!

と、自分でもびっくりですが、最初はただ自分が欲しいだけで作り始めたバンギャル手帳を

多くの方に使っていただけるようになって、

本当感謝しかありません。

 

 最近はドルヲタ手帳の増刷を進めつつ、

4月スタート版の表紙を考えたりしています。

 

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今までバラとか血糊とか安ピンとか、

90年代V系!って感じの表紙ばっかりだったのて、

ちょっとテイストを変えてみたり。

 

ともあれ、こうして手帳を作り続けられるのもお使いくださってる皆様のおかげです。

ありがとうございます。

ドルヲタ手帳2018

ヴィレヴァンさんで予約受付始まりました!

https://vvstore.jp/feature/detail/11953/

 

 

来年の表紙は星柄。

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中身はこんな感じ。

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よろしくお願い致します(*´∇`*)